先が見えない怖さ

新型コロナウィルス感染症の影響による緊急事態宣言は今月末まで延長。
神奈川県は東京都などと同じく特定警戒地域なので、早期の解除は厳しいのではないかと想像しています。

Stay Homeで一か月...

4月10日に職場がロックダウンされたので、在宅勤務がちょうと一か月となりました。
正直、きついですね、家に籠るってのは...

前にも書いたかと思いますが、時々、近所の多摩川をウォーキングしてはいますが、それとたまに行く買い物くらいしか気分転換の手段がありません。
あとは家にいて、テレビを見るか、ネットサーフィンするか、本を読むか...くらい。正直、どれも自宅にいながらなので、長時間は続かない自分がいます。

STAY HOMEによるストレス、結構、貯まってますネ。

私ね、気胸体質なんですよ、まぁこんなサイト開設しているくらいですから、今更説明するまでもないですけど。

移動式レントゲン

移動式レントゲン

二十歳の時に左肺を発症、もう少しで退院ってタイミングで右肺を発症、結構、32日間も入院することになったのでした。
自然気胸体験談(入院日記) その1 学生編
↑そのときのことは、こちらをお読みください。

社会人になってからも、左肺の気胸を発症。
このときも最初に一週間、束の間の退院を経て再びの入院で今度は二週間と、これまたそれなりの期間の入院でした。

病室のベッド|大垣市民病院

病室のベッド|大垣市民病院

自然気胸体験談(入院日記) その2 社会人編
↑そのときのことは、こちら。

気胸ってのは、端的にいうと肺に穴が開いてしまい、そこから空気が漏れて、肺がしぼんでしまう病気。一言でいえば、肺のパンク。
学生の時も社会人のときもやったこと鼻時でした。治療としては、手術して肺の弱い部分を切除するんです。

ただ手術って入院してすぐにできるものでもないので、しばらくの間、およそ一週間くらいなんですけど、肺が膨らむまで胸腔(肺があるはずのところ、空気が貯まっているところ)にトロッカー(チューブ)を指して空気を抜くんですね。

しかも最初のうちは肺を陰圧にしないといけいないので、ポンプで引かなきゃいけないんです。そのポンプってのが壁についているから、壁⇒チューブ⇒私の胸腔がつながっているワケね。

チューブは24時間、つけていなきゃいけないから私はずーっと壁につながっているってこと。
一週間くらい、寝る・食べる・そして出す、すべての生活をベッドの上で済ませていました。

正直、今の方がキツイ...

入院中は基本的に病院の外に出ることができません。
行動範囲と言ったら、病室、売店、デイルーム、新聞・図書コーナーくらい。
ましてやチューブがつながっていたら、行動範囲はベッドから半径1mのみ...

簡易トイレ

簡易トイレ

↑上述のとおり、トイレもベッド脇でした。

対して今現在はあくまで自粛、自主的に外出を控えているので行こうと思えばどこでも行けるんですよね。
現実問題、多摩川にウォーキングも行ってるし、駅前に買い物にも行っている。

でも、今の方がストレスが大きいように感じています
理由としては恐らく...否、間違いなく、先が見えないから。

入院しているときは現状がわかるし、ある程度の先が見えているところがあったワケです。
自身が気胸という肺の疾病であること、肺の弱い部分を切除して、無事い回復すれば退院できること。
そしてそこに至るまでの大凡の時間感覚も、入院時に説明がありました。

ところがどっこい、今はどうなったら緊急事態宣言が解除されるのか、わかりません。
累積患者数、感染経路の不明な患者数、PCRなどの検査を含む医療提供体制、近隣都道府県の感染状況などが指標になるようですけど、まだその具体的な数値が示されてはいません。

また、「9日、全国で新たに113人が確認された。」とか報道されていますけど、どこで何人検査した結果なのか、よくわかりませんよね。
数字が独り歩きしてしまっている印象。なんとなくの印象として、大本営発表って感じしません???(私の偏見かな)

早いこと、具体的な数値を示して欲しいところです。
また、その数値の根拠も欲しいですね。

さーて、今月末ってことはあと三週間、この生活が続くのか、頑張らなくっちゃ!