手術が始まる前のことは手術当日(その1)へ
手術が始まり麻酔で意識が遠のいて、次に意識があったのは、手術が終わって正に手術室から出たときでした。
手術室を出たところにオトンとオカンがいたのは覚えている。二人は手術の途中でお医者様に呼ばれて、
「今からコレを除去する手術を行います」
と言われたそうな。
そう、肺の弱い部分、ブラ(嚢胞)を生で見たワケね。何せ、私は生まれてこの方、タバコを吸っていないものですから、“綺麗なピンク色”だったそうですヨ
そんなオカン、手術室から出てきてベッドでもうろうとしている私に発した第一声。
「じゃ、帰るね」
『オイオイオイ、最初の会話がソレかーい』って突っ込みたかった私ですが、それを発する気力も体力もない
後日談ですけど、この私の記憶より前に、私がオトンとオカンに『今何時?電車で来たの?』とか、話しかけていたらしい...私は全く記憶にないので、気力とは別の世界で会話してたのかなぁ??
手術後入れられたのは、HCUと呼ばれる部屋。High Care Unitの略で、ICUほどではないにしても、重度の患者さんを入れるための部屋。
で、当然、肺からは空気や体液を抜くためのチューブが出てるし、手術直後で麻酔のせいか、とてつもなく疲れた感じ、ただただ眠くて寝る。でも、腕には血圧計。コレが定期的に血圧とか脈拍を測定するんで、その音で2,3時間おきに起こされていたような気がする。看護師さんも数時間おきに巡回にきてくれました。
あ、そうそう股間にはカテーテル、オシッコを抜くためのチューブが いやぁ、コレは恥ずかしいですね、ハイ