ナンでも肺ってのは、大気圧よりも圧が低くなっているんだそうな。呼吸で酸素を取り入れ易いようになっているんだって、人間の身体って、良くできてるもんですネ
で、つい先日まで私の肺はペッチャンコになっていたワケです。トロッカー入れて、ようやく膨らんできた程度。で、おまけに開胸手術なんてやってしまったものだから、血液、体液も抜かなくてはいけない。ってことで、手術後も肺からチューブ
チューブの先には身体から出た血液とか体液が貯まる場所があって、更にその先にはポンプのようなものがあって、陰圧になるように、空気が引かれていたのでした。
で、身体の中にある肺、どのくらい膨らんだのかを判断するのかはレントゲン写真を撮るしかない。でも、私はベッドから離れられる状態ではないし、どうするのかな???と思っていたら、登場したのがコレ。
この写真は2009年に再発したときの入院時に撮影したものですけど、形状や大きさは1993年当時とあまり変わっていなかったように感じました。
コレだけゴッツイ筐体でありながら、普通の100V電源で動くんですよね。
で、コイツが部屋に入ってきて、放射線科のお医者さんが、ベッドで寝ている私の背中にナニヤラ板を入れて、撮影ボタンを押して、ハイ、終了。
ひゃ~ぁ、ベッドに寝たままでレントゲン撮れちゃうのねー。
暇な病室生活の中にも、私生活では絶対に触れることのできない、理系のアタシには、チョッピリ・ワクワクしてしまうようなそんな世界もあったのでした