そもそも、入院ってことが初体験の私。正直、こんなに暇だとは想像できませんでしたよ。
何せ、今はトロッカー(肺にたまった空気の抜くチューブ)を入れてペッチャンコになった肺が膨らむのを待つのが最優先。そうすると、生活としては食べて寝るだけですからね。食事も常食、栄養価はキチンとコントロールされてますから、身体に悪いワケがない。病院食はマズイ、そんな一般論があったけど、決してそんなことはないんです。不味くないレベルじゃなくて、ウマイ! 美味しいレベル♪
で、何よりも救われたのは、入れ替わり立ち替わり、誰かがお見舞いに来てくれたこと。
オカンやオトンはもちろんなんだけど、一番頻繁に通ってくれたのが、一年生から同じクラスのシメノ。シメノが当時所属していたテニスサークルの先輩、タケシタさんに伝えてくれたお陰で、サークル同期のマツオカとかイケダが来てくれた。他にも先輩やら後輩やらがお見舞いにきてくれて、嬉しいやら、恥ずかしいやら。
このサイトを訪問してくださった方って、の気胸もしくは何らかの疾病になられた患者さん家族や友人・知人が多いことと思います。そんな方の入院生活を支えるに当たって、お見舞いは頻繁に行ってあげてくださいね。患者さんにとって外の上方と接することって、すっごく重要なの。気分転換になるの。ぶっちゃけた話が、お見舞いなんて要らないの。会話する相手が欲しいんです。
ただね、一つだけ気になる、と言うか、気にせずにはいられないのが、トロッカーね、トロッカー。何せ、肺から管が出てるんだもんね。想像できないでしょ? 肺からチューブが出ているなんて。このチューブ、逆止弁がついているようで、肺に力が入ると、フォーって感じで空気が抜けるの。最初やイヤだったんだけど、慣れてくると面白くなって、わざと大きな息したりなんかしてたナ。
ようやく少しずつですが、入院生活と言うものが理解できつつある私でした。